今回は初参加フルートで大好きなバロックをチェンバロの通奏低音入りで思う存分吹けたことで非常に満足しています。 土曜午前からの参加で演奏した曲は以下のようになりました。 テレマン・トリオホ短調/バッハ・管弦楽組曲2番/バッハ・ブランデンブルグ4番、5番/テレマン・ターフェルムジーク/モーツァルト・フルート4重奏曲/モーツァルト・フルートとVnとVcのための3重奏/モーツァルト・フルートコンチェルト、フルートアンサンブル編曲 /木管五重奏・ウイーンベルリン /その他 今回の目玉はやはり矢野晴子先生ご指導の管弦楽組曲2番です。この曲は子供の頃から大好きで、フルートをはじめたのもこの曲を吹いてみたいと思ったからです。普段は市民オケで吹いていますがこの曲を吹く機会はあまりなく、ましてやチェンバロ付きで吹くことなどあり得ないとずっと思っていました。それが、今回実現してしまいました。 また先生のご指導が素晴らしかったです。全日本学生で1番になった方、写真で見る限りとても美人で少し偉そうな感じもする方なんて想像は全くあてが外れ、とてもニコニコ、気さくで楽しく、偉ぶっているところなど全くない方でした。先生のピリッとした気の利いたコメントで合奏全体が全く別なものに変わっていくというのは驚きでした。
管組2番はVn1番とFlとのユニゾンが多く、 矢野先生は要所要所でアイコンタクト(時にディープな?)を 取ってくださり、こんなに上手な人と一緒に吹いていていいのだろうかと半信半疑思いつつ、気持ちよく吹くことができ、本当に至高のひと時といえる時間が過ごせました。(死んでもいい!?)
APAの会員になって10数年間、、実際にAPAの活動に参加したことはありませんでした。ただ、音楽祭については、いつも送られてくる会報誌に記事を見るたびに関心がそそられていたのですが、どこか躊躇があって、なかなか飛び込んでいく気持にはなりませんでした。それが2年ほど前から、ようやく毎日の通勤から解放される年齢となり、今年こそは、と決心し金曜と土曜夕刻までの前半だけでしたが、初参加を果たした次第です。
今までのためらいの理由を考えてみると、まずは自分にとってほとんど初対面の方々が集う大集会に単身で参加することの億劫さ、それに加えて自己の音楽技量に対する不安、つまり自分のパート(チェロ)で他パートの方々と単独で向き合うこととなる室内楽アンサンブルが成り立つだろうか、年に一度の合宿とも言えるこのような合奏機会を楽しみに参加される上級者・ヴェテランの方々にご迷惑をかけることにならないだろうか、といった心配が先に立ち、つい引っ込み思案になっていたと思います。
今回は2日間、ほとんど空き時間がないほど連続して、チェロだけの合奏や先生との弦楽四重奏を含め全部で5曲の室内楽合奏に参加させていただきました。特に自分から指定してお願いした曲はなかったのですが、事務局の皆様の見事なアレンジで、幸いどうしても無理といったプログラムはなく、可能な範囲で事前に準備し、その場ではご指導をいただきながら、曲りなりにも何とかこなすことができたように思います。
思い返してみると、誠に楽しい、密度の濃い充実した二日間でした。40年近く前、学校を出て社会人となってから初めて楽器を手にし、その数年後合奏に参加する機会があって、世の中にこれほどの楽しみ、喜びがあったのかと感激したことを再び鮮明に想い出す、実に貴重で得難い体験となりました。やっと音楽に浸る自由な時間がとりやすくなった昨近、これからは日常の練習に加えできるだけ合奏に親しむ機会を増やしたいものと考えています。
これまでAPAの活動方法をあまり理解していなくて名簿だけの会員でしたが、河口湖音楽祭のスケジュールを見て、これなら時間も曲も決まっているのだから参加しやすいかな、と気がつき応募しました。いくつか希望を出してしばらくして送られてきた合奏進行表に、「モーツァルトのクラリネット五重奏、先生との演奏会つき」に名前が載っていました。パートは第一ヴァイオリンでしたが、ヴァイオリンで室内楽をされる方は第一を希望する人が多いと思い込んでいたのでとても意外でした。
音楽祭は東京にいるときから始まっていました。リーダーの方から楽譜を送っていただき、ボーイングを考え、先生からの楽譜と見比べてまた考えたりと、まだお会いしたことない方々とメールや郵便でやりとりしたのも楽しい時間でした。曲そのものはどうしてもつまづいてしまう4小節のために辞退しようかとも思ったのですが、そのまま音楽祭当日へ。
最初はとても緊張しました。誰も知っている人がいない中、ぽっと行ったのですから当然ですね。着いてみると沢山の部屋で同時進行でみなさん合わせていらっしゃるのでけっこう忙しそうです。この適度に放っておかれる環境が初参加の人には逆に気が楽でいられるかも、と感じました。
演奏はメンバーやヴィオラの紅玉先生がとても気持のいい方々でこの珠玉とも言える素晴しい曲を堪能できて幸せな気分でした。先生のご指導で次第にアンサンブルできていくのも如実に感じられてとても勉強になりました。演奏会もよく言ってくださる方もいて、行きはあんなに緊張していたのに帰りの車がなんとすがすがしかったことか。 これを機会に例会にも参加してみようと思っています。
普段は、合奏をするとなると、何度か日程を合わせて練習をして、発表という形ですが、河口湖音楽祭はあらかじめメンバーなど、予定を組んで頂いて、当日すぐに合わせられるのは、経験を積むのに大変良いと思いました。
予定表の詳細さには、大変驚き、組んで頂いた方のご苦労が計り知れないものだと思いました。
またバロックの会では、なかなか触れないチェンバロを弾かせて頂き、面白く感激でした。
違う土地の方々と交流でき、いろいろな音楽の取り組み方をみてとても勉強になりました。
ひょんなことから女房(ビオラ)と名古屋例会にお邪魔するようになって約1年。例会の世話役の方から河口湖フェスティバルに誘われた。ずっとオーケストラで弾いてきた私にとって、この1年は未知の曲ばかりでとても新鮮だったので、興味は湧いた。しかし、期待より不安が大きかった。オーケストラの合宿は想像付く(参加者が同じ部屋に集まり同じ曲に取り組む)が、室内楽好きが100人集まるとどうなるのか?
河口湖ってどこ?チェロをどうやって運ぶ?
名古屋人の自分は輪に入れるのか?(首都圏からの参加者がほとんどと聞いた) しかも、世話役、「二日目夜のパーティーでは名古屋組で出し物をしないといけない」、何を?寸劇でもやるのか?
ここは開き直ることにした。『輪に入る』ことは考えず『輪を作ってやろう』と。
チェロの会では率先してアンサンブル作りに意見を出し、名古屋組では一致団結・緩急をつけ20分程度のミニコンサート風に仕立てることができた。もちろん両方ともメンバーの皆様と協業で創ることができたことだ。
自分たちだけでなく、聞いてる方々も楽しんでいただければとの思いであったが、周りには自意識過剰な人間に映ったかもしれない。結局、複数の方々からお褒めの言葉を頂戴することができ、安堵した。
一方、アマチュアとはいえ、プレーヤーの層の厚さに驚愕もし、まだまだ自分を高めることができると再認識するにいたった。とても勉強になる3日間でした。
大学オケで初めて楽器を手にして以来、ずっとヴィオラ一筋でやってきました。「ヴィオラは室内楽が楽しい」という話は色々なところで耳にしていたものの、どこで室内楽のチャンスが得られるのか分からないまま、オケの一員として弾いていた私に、転機が訪れたのは昨年11月でした。西武沿線例会の幹事さんからお誘い頂き、おそるおそる例会に参加したところ、みるみる内に、室内楽の魅力に取り憑かれてしまいました。
例会に参加するようになり、まず、これまでCDで聴くだけだった室内楽の名曲に、奏者としてチャレンジできるということに感激しました。例会には様々な楽器を演奏される方が集まっており、弦楽器のみならず、管楽器奏者の方ともアンサンブルを楽しむことができます。たとえばモーツァルトのケーゲルシュタットトリオ(クラリネット・ヴィオラ・ピアノの三重奏)、以前から好んで聴いていたのですが、まさか自分がこの曲を演奏する機会が得られるとは思ってもいませんでした。実際に合わせてみると、クラリネットと自分のヴィオラの響きが溶け合うのに驚きました。この二つの楽器はオケの曲で同じ旋律を担当することがよくあるのですが、オケだと人数が多い上に距離がありすぎるためか、このような「溶け合う」という感覚を得たことはありませんでした。さらに室内楽では、演奏中に「呼吸が合っている」、「良い響きがしている」、とはっきり感じられるときがありますが、これは一人が1パートを担当しているからこその醍醐味だと思います。このように、少人数での合奏の面白さに開眼し、何回か例会に足を運ぶうちに、音楽を通じて多くの方と知り合うことができ、さらに活動の幅が広がっていきました。まさに目の前に未知の世界が大きく開けた感があり、これぞ一生の趣味!と感じているところです。
「室内楽やってみたいけれど、自分の演奏技術に自信がない」という方がいらっしゃるかもしれませんが、始めてみれば意外に何とかなるものです。それだけでなく、室内楽をやることは、楽器の上達につながる気がしています。ここまでの文章からだと、私がヴィオラの名手で、どんな難曲もあっさり弾きこなすと誤解されてしまいそうですが、実際には大した腕前ではありません。ある程度練習しないと、ミスしたりテンポが分からなくなったり、アンサンブルを乱すことが目に見えています。そこで、翌月の例会で弾く曲が決まると(大体3、4曲)一ヶ月の間に何とか練習するのですが、十分に時間を取ることができずいつも四苦八苦しています。しかし、こうして室内楽の曲をさらうようになって、自分の出す音色に気を配るようになった、以前に比べて周りの音を聴けるようになった、等の収穫がいくつもありました。オケでもより主体的に弾けるようになった気がします。こんな点からも、室内楽を始めて本当に良かったと感じています。
懸賞に応募するような気持ちで出したブラームス六重奏のゲストとの合奏希望の葉書。まさか当選する(?)とは……。10年程前に下手なピアノを弾いていた私がチェロを弾きたい、と思ったきっかけの曲がAPAの例会で聴いたこの六重奏でした。いつかはこの曲を、とチェロを習い始め、念願かなって、ごく最近、柏例会で2番チェロを弾くことが出来ました。そしてまた、願ってもないプロの先生との合奏だなんて!1本のチェロではとても参加する勇気がありませんでしたが、ブラームス様は2本のチェロを使ってくださいました。感謝です。
齋藤真知亜先生は本当にすてきな方でした。音楽の言葉や息づかいを分かりやすく楽しく、そして辛抱強く教えてくださいました。曲を進める中で「アンサンブルしてください」と何度かおっしゃいました。何よりも聴くことに心を寄せる大切さを実感しました。それは音楽のみならず――でしょうか。
「首根っこをつかまえて持って行く」アインザッツのように、斎藤先生の魅力にすっかり気持ちを持って行かれたひとときでした。また、初参加で緊張していた私ですが、今回ご一緒することが出来た皆様の優しさに助けられました。かけがえのない夢のような時間を過ごし、また現実を頑張れる気がした1日でした。
この曲は10年位前にシェーンベルク編曲のオーケストラ版を演奏する機会があり、是非原曲を弾きたい、と強く希望しておりました。
事前に練習して当日に望みましたが、単に左手が回る様にするのが精一杯でした。(実際はやばいところも・・・)これは先生(編者注:チェロの苅田雅治先生)に失礼だな、と思い緊張しながらレッスン(合奏?)に望みましたが、大変気さくにお話ししていただき、まず緊張をほぐして頂きました。
最初に全曲を通して弾いていただきました。プロの第一線で活躍されている方と一緒に弾くだけで、「そうやって弾くのか!」といった発見が出来、大変勉強になりました。その後、部分毎にコメントを頂きました。
ま ず冒頭で、『大きなフレーズを掴んでテンポも流れを作る』事をご指導いただきました。メロディーがパート毎に繋がるので、自分自身で完結すると、細切れの 音楽になってしまう事に気付かせていただきました。また、『音の最後を大事にする事。言葉でも最後が‘?’なのか、‘!’なのかで全然違うでしょ?』と おっしゃられ、そこで言いたいことがハッキリする事に気付かせていただきました。
また、『シューマンの奥さんのクララは当時憧れの的で、ブラームスの音楽は‘クララのテーマ’の後に必ずアパッショネートが来る』など、音楽の背景なども楽しく教えて頂きました。
一 回のレッスンという事もあるのかもしれませんが、先生からのコメントは、どうしたら難しいところを弾けるようになるのか、と言う観点ではなく、どうやった らもっと歌えるのか、アンサンブルを楽しめるのか、という事を教えて頂けました。あっという間の充実した80分でした。
2008/2/20
私の家は、生まれたころから音楽がすぐそばにあった環境なのですが、3歳から始めたピアノもわけあって辞めてしまい、思い出しては再び弾いたりはしていたものの、なかなか昔のように弾けない自分にジレンマを感じて再び挫折を繰り返していました。
大学に入ってから、小さいころから憧れていたVnをはじめ、学生オケでは随分練習漬けの日々を過ごしていましたが、大学院進学と就職を米国でしたため、オケ仲間からも離れてしまい、楽器から疎遠になって随分と時間が経っていました。
日本に帰って1年半。ひょんなきっかけでまた自分で楽器演奏をしたい衝動に駆られ、Pfを開け懐かしく鍵盤を触っていると、今までは独奏しかしたことがなかった私が、室内楽をやりたいと思うようになりました。
今まで、楽器演奏から疎遠になっていた時でさえも、音楽が私から離れてしまうことは一度もなく、かならず戻ってくる場所だったのでしょう。
ふっと、「アマチュア、室内楽」というワードでネット検索をしていると、このAPAが見つかりました。
すぐに最寄の例会に連絡をしてみると、何とも快く「一度見学にいらっしゃって下さい」とのこと。 初めて体験する室内楽。周りは、みなさん長年室内楽の キャリアをお持ちの方ばかり。しかも年齢層は高めで、楽器も一つならず、2つ、3つ出来る方なども珍しくなく。そんな中、緊張しながら見学に行ってみる と、PfもVnもどちらも中途半端な私でも辛抱強く仲間に入れて下さり、暖かく迎えて下さいました。今ではすっかり室内楽の虜になっています。
ここでは、オーケストラでは味わえない「ソリスト」としての演奏を楽しむことができ、更に、とてもアマチュアとは思えないソリストと簡単に共演にできます。見学に行って初めに「APAは、うまい下手を問う人は誰もいません。
音楽を楽しむ人だけが集まっていますから」と言われ、私のような室内楽初心者、長年ブランクを経て再開することに怖気づいていた人もやさしく迎え入れて頂け ました。しかも、毎月の参加は全くの自由で、自分が希望する曲があれば、仲間をアレンジして下さったり、その場で即席で組まれたアンサンブルでご一緒した 方とも仲良くなれば、そこから更なる輪が広がったりと、私は、このAPAに参加するようになってからというもの、音楽の幅が広がっただけでなく、「音楽仲 間」を沢山見つけました。Pfから入った室内楽も、今ではVnも引っぱり出し、弦楽アンサンブルにも参加しています。 オケ時代に憧れた弦楽アンサンブ ル、Pfとの室内楽など、APAでしか味わえない楽しみが沢山あります。私にとって、室内楽はまだまだ未知の世界ですが、これからもっともっとこの素晴らしさにはまって行ってしまいそうです。
私は、オランダ出身の計量経済学の教授で、2007年2月〜4月の3ヶ月間、東京大学経済学部の招きで日本を訪問しました。 東京に向けて出発する前に、 私は自分が所属しているACMP(Amateur Chamber Music Players)*に連絡してみました。 ACMPの何人かがエイパとその活動内容を紹介してくれました。
結果は驚くような素晴らしい体験の連続でした。 私は大倉山に2回、練馬と埼玉の例会、さらには個人宅で少人数で合奏する機会がありました。
私は自分の楽器を持ってきていませんでしたが、お世話をして下さった方々はその都度、私に楽器を手配してくれました。 そのほんとどがとても良い楽器でし た。大倉山の1回目の参加では、シューベルトの5重奏、ブラームスの6重奏の1番、そしてメンデルスゾーンの8重奏を演奏しました。 日本の方はなかなか タフで何時間もずっと弾き続けても平気です。 私は2〜3時間合奏した後は、かなり疲れてしまいました。 椅子が、日本人仕様で私には低すぎて、チェロを 弾くには身体にあっていなかったことも要因でした。 例会のあとは、近くのレストランに行って食事をしました。 最高に素晴らしい時間を過ごしました。
練馬のグループでは、モーツァルトのKV458、モーツァルトのフルートカルテット、ブラームスの6重奏の1番、埼玉のグループではモーツァルトのクラリ ネット5重奏、そして(また)ブラームスの6重奏をやりました。 この会の雰囲気はいつもとても和やかです。 中にはとても素晴らしい演奏をする方もいま すが、そうでない方も、また今よりもう少し若い頃は上手かった方であろう方も、皆一緒になって、親しみやすく互いを支える雰囲気の中で合奏し、例会の後は 食事(飲み)に行くのが定番です。 2回目の大倉山の例会では、またメンデルスゾーンの8重奏とショスタコービッチのピアノトリオをやりました。(ショス タコは幸い、以前にオランダで勉強したことがありました)
個人のお宅に何回か招いていただいた事も私にとって喜びでした。 主催して下さった方々は常にとても丁重で面白いチェロパートのある曲、例えばモーツァル トのKV575、ボロディンの弦楽四重奏の2番を選んでくれました。 私の妻が後から到着してからは(彼女はヴァイオリンを弾きます)、合奏の機会を2度 アレンジしてもらいました。 おかげで妻にとってもこの滞在が思い出深いものになりました。
東京での滞在は私の最初の日本訪問でしたが、日本について多くのことを見たり学んだりすることができて興味のつきない楽しい時間を過ごしました。 東京の 訪問では、音楽はずっと重要な要素を占めていました。 音楽のおかげで自宅にいるようなくつろいだ気分を感じました。 楽器を演奏する人はどこでも似たよ うなもので、私も今では日本語で4まで数えられます。 私は以前、演奏の仕方(音楽の作り方)は東京とアムステルダムでは違うのではないかと思ったことが ありました。 そんなに違ったところはないとは思いますが、違いを挙げるとすればそれは多分、私が一緒に合奏した方々(グループ)は練習の意識がとても高 いということでしょう。 速い楽章でもあまり速くしないで弾くことを好み、楽章の最初から最後まで固定のテンポで弾くのです、簡単に弾けるところでさえも!
私の滞在中の音楽活動のお世話をして下さった方々、一緒に合奏して下さった方々、そして特にご自宅まで招いて下さった方々に心よりお礼を申し上げます。 アムステルダムへ私を訪ねてくださったら大歓迎します。
*ACMP(Amateur Chamber Music Players)
アマチュア室内楽奏者の活動を支援する非営利団体。 世界各国より約5000名の会員がおり日本にも40名程度の会員がいる。
2007/10/30
サニーデ・ビレッジの芝生のある敷地でどんぐりと(今ちょうど良い食べ頃?)の栗を拾っていると、あちらこちらの部屋から音楽が聴こえてくる。全国から初対面、又は一年ぶりの方達が集まり、事前に練習していた曲を合奏しているのです。
本 館から新館へ、そして自身の部屋の離れへ。広い敷地内と各部屋への移動に走り廻りながら、自然と顔が綻んでいる自身がおりました。今回初参加で一泊のみの 強行スケジュールでしたが二つの合奏に参加、そして皆さんの合奏も聴く事ができ非常に充実した時間を過ごす事が出来ました。
日曜日の午後は 「APA川口湖畔コンサート」先生がお一人加わったアンサンブルで、練習の成果を聴かせるひびきホールでの演奏会です。レッスン見学もさせていただいたリ ムスキー曲を、本番で譜めくりする機会に恵まれました。客席で聴くのとは異なり目の前で繰り広げられる音楽と演奏されるピアノの手を見ながら、一緒に演奏 しているような錯覚とワクワク感でとても幸せな時間でした。
そして先生方のホルンとピアノのデュオ、弦楽四重奏の演奏。
2曲ともとても素敵な演奏。「ホルンの音いいねぇ〜♪」。‥‥
私のお土産は、曇り空でしたが、朝一番に見た富士山の風景。東京では味わえない環境の中で合奏を楽しんだ事。毬の刺さった指。本当に音楽好きだわぁ〜という気持ちを再確認した事。
2007/10/30
私はAPAの行事に参加すること自体、今回が初めてでしたが、とても楽しい2日間でした(2日間参加)。また運営も素晴らしく、実行委員の方々、また運営のノウハウを築かれた諸先輩、一緒に演奏していただいた方々に心から御礼申し上げます。
私は日ごろ地元のアマチュアオーケストラで弾いていますが、室内楽にも興味がありAPAに入会しました。これまでは自宅が四国であったため参加する機会に恵まれませんでしたが、今年静岡に転居したため、「この機会に」と思い参加を決めました。
特 にブラームスの6重奏はぜひやりたく、事前アンケートで第一希望に書いたところ、早速メンバーを組んで頂き、望みがかなったと喜んでいました。しかし、 APAの行事への参加が始めてで、「どのような方がおられるのか。」「どういう練習をするのか。」など、要領が全くわからず期待と不安で複雑な心境でし た。しかし、練習時間になりメンバーが集まって最初に音を出したとき「あの6重奏の響きだ!」と、胸が熱くなり、その後は楽しい2時間を過ごせることがで きました。メンバーのみなさんもゆっくりのテンポで演奏していただいたため、こちらの練習不足も補うことができ、より気分よく弾けたものと思います。
また夜のパーティーの後には、その場の「のり」で再度メンバーを変えて6重奏をすることができ、とても満足な2日間になりました。
今回改めて思ったことは、オーケストラのある先輩が言われた言葉ですが「音楽を聞くことは楽しい。しかし、音楽を奏でることはさらに楽しい。」、ということです。
自分としては合奏の楽しさは他に例えようがない程、と思っており、今回も同様に思いました。
日ごろ、仕事等で練習時間が乏しく、時にはヴァイオリンの趣味も中断しようかと思うこともありましたが、少しでも続けていたことで、このような体験ができ、今後も引き続きがんばろうと思った次第です。
ということで、またお目にかかった際はよろしくお願いします。その時は、もうちょっとうまくなっているかな?
2007/10/30
到着して、受付で手続きとご挨拶して、雑談。そして、顔が合うと挨拶して、雑談。また食事の時や合奏の合間は、合奏でご一緒した方や宿泊棟で同室の方と歓談したりと、本当にとてもアットホームな感じで、始めてとは思えない位でした。
合奏中は、ついていけない箇所や、リズムが他の方と合わない箇所がありました。しかし、先輩方々から、色々教えて頂けた事で楽しむ事ができました。また、休憩時間には、楽しみの一つだった、チェンバロを少しだけ、弾く事もできました。
そして食堂ですが、朝食は、ショパンのピアノ曲を聴きながら、夕食は、高級感とボリュームがありとても満足しました。
今、振り返って思うことがあります。合奏は、ほぼ15年振りで、合奏に入ってうまく合わせることができるのか心配でした。それは、事前の自宅での練習では、練習が十分ではなかったからでもありました。
また人見知りするのでうまく馴染めるか、とても不安でもありました。
到着してから、少し音出しをしたり、合奏前に練習したかったので、フリーで練習することのできる時間と場所が欲しかったと思います。
しかし、普段一人での練習では得る事が出来ない、他の方との交流を持つ事で人の輪が広まりました。
また合奏終了後、充実感と達成感と様々な感情で満たされました。
最後に合奏をご一緒させて頂き、ご教授頂き、更に気付きを与えて頂けた先輩方に感謝したいと思います。
2007/10/30
私は初参加でどきどきでしたが、先輩から「河口湖に参加するなら、ぜひプロの方とのアンサンブルを申し込んで!」との強いアドウ゛ァイスを受け、ベートーウ゛ェン No.18-2を申し込みました。
と てもうれしいことに、先生との4時間のレッスンさらにコンサート付きという豪華プログラムで参加させていただくことができました。先生のレッスンはボーイ ング、音程、リズム等本当に丁寧に教えていただき、大変貴重な経験をさせていただくことができました。 必死の2日間でしたが、一緒に参加した仲間からは 「以前18-2を一緒にやった時とは全く違う音だった!」と言われ、先日の例会でも「前とは雰囲気が全然違う!」と言われましたので、室内楽を始めて1年 ちょっとの私にとって、河口湖での2日間が本当に充実したものだったということを実感しています。 先生に教えていただいたことを忘れず、これからも仲間 と音楽を楽しみたいと思っています。
2007/10/30
東横例会には何度か参加させてもらっていた上、JAO(アマオケ連盟)や1000人のチェロでご一緒したこともある方もい たので、「顔見知り」も2ケタと、あまり初々しくはない初参加者でしたが、「河口湖音楽祭」の魅力、堪能させていただきました。あちこち参加して思うので すが、音楽って不思議ですよね。初めて会った人たちとも、プロ・アマ・性別・年齢・経験などの違いを乗り越えてあっという間に親しくなれる。その意味で は、今回、もしも知り合いがまったくいない状態でスタートしたとしても、河口湖に滞在した3日間で多くの仲間ができたと思います。
さて、肝心の演 奏の話です。ベートーベンの2番のカルテットを先生と合奏させていただいた上、コンサートでも演奏させていただきました。「室内楽初心者」の私としては、 ほんの2ヶ月ほど前までは曲そのものも知らなかったのに、プロと一緒に演奏することになるとはちょっと不思議な気もしますが、練習の中で、本番前の準備運 動も含めいろいろなことを学ぶことができ、大変良い経験になりました。
アマオケに所属しているとそこでメンバーを集めて室内楽をやる機会もゼロで はないのですが、やはりエイパは違いますね。特にベテランの会員の皆さんは実によく曲を知っておられる。「餅は餅屋」というか、ふだんオケしかやっていな いメンバーとやるのとは全然違います。さらに河口湖や年次大会ではプロと一緒に演奏し、アドバイスを受けるチャンスまである。
唯一問題があるとす れば、私の「持ち曲」の少なさです。アンサンブルの中で弾く場合、「聴く」ことにもエネルギーを注ぐので家で練習した状態の何割引かになってしまいます。 だから「新曲ばかり何曲も」しかも「聴いたこともなかった曲もある」という状態はちょっときついのものもあります。今のところ、ほとんどの曲が「初めて」 なものですから、何をやっても同じといえば同じなのですが。幸い楽譜やCDのコレクションも増えてきたので5年ほどかけてレパートリーの増強に励みます ね。その為にも各地の例会におじゃましないと。今後ともよろしくお願いします。
APAには数ヶ月前に入会しました。
その後は新宿で行われている例会にいくつか参加していますが
CD例会は当日に参加した人をみて曲を決めてとにかく弾く!という例会です。
アンサンブルというと「弾けないから。。」と思って
なかなか参加を躊躇するかもしれませんが
ここでは満足に弾けなくてもそれでも楽しければ良いんだ!
と思えるすばらしい場所です。
APAに入会したけど、どれ参加したら良いのだろう?
と思っているかたはまずCD例会に参加してはどうでしょうか。
とても楽しい雰囲気を得ることができると思いますよ。
活動の方は、6月よりCD(グレード)例会に参加させて頂いております。
行ったその日に「これが弾きたい」と言うと、すぐさま実現してしまうと言う、夢のような空間です。先日はバッハのチェンバロ協奏曲や、モーツアルトのピアノ協奏曲(ピアノ五重奏版)まで通しで楽しむ事ができました。
また、幹事の方が毎回珍しいバロックの譜面をご用意くださり、これが初見の勉強になります。長年、初見が苦手で苦労してきましたが、御自身はピアノで通奏低音を弾きつつ、つききりで面倒を見てくださり、これを続ければいつか克服できるのではないかと思いました。
ちょうど幹事の方が交替との事でとても残念ですが、新・旧幹事の方共、名手で素晴らしい方々ですので、また引き続きお世話になります。
今後とも、どうか宜しくお願いいたします。
2006年の年次大会を横浜みなとみらいで見たのが初APA体験でした。8月にカルテットを新宿クラブ室で行ない、10月の河口湖合宿に参加、その後いろいろな例会に顔を出すたびに、新曲が増え続け、愛用のi-Podはいつもの間にか、室内楽だらけに。
年が明け、2007年の年次大会へのエントリーは会員であることが条件と知り、慌てて入会しました。年次大会や合宿でみなさんがゲストとの共演をことのほか楽しんでいらっしゃるのを見ていましたので、今回はぜひゲストの先生との組み合わせに挑戦したいと思っていたのです。
事務局から届いた組み合わせを見ると、○○先生を1st.Vnにお招きしてエルガーのピアノ5重奏曲とあります。ありがたいことに、1月の例会ですでにこ の曲を2nd.Vnであわせていました。1楽章と3楽章を担当されるピアニストともその時一緒でしたので、これはラッキーだなぁと思ったほどです。
さて、その初顔合わせの時間となりました。ヴィオラさん、チェロさん)、ピアノさん、もう一人のピアノさん、そして私2nd.Vn。いずれも緊張している のがお互いにわかります。簡単な自己紹介をして、チューニング。○○先生は「僕はこの曲は初めてです。みなさんはもう何回かやっていらっしゃいますか」と 質問されました。「1回あわせただけです」とこちらも正直に。見ると先生の譜面には、ブシュターベ(練習番号:編集室注)にマーカーで色がついていました し、そこかしこに細かく音符やパート名の書き込みがあります。「あぁ、プロというのはこんなにまでして(たとえアマチュア相手といえども)臨んでくださる のかとその姿勢にまず心を打たれた次第です。
1楽章を通し、2楽章と3楽章はそれぞれ気になる部分を止めて、かえし練習をしていただきました。主にテンポ設定の確認が中心でした。エルガーは随所に ゆっくりとした部分とア・テンポがくり返される部分が多く、「ゆらぎ」「ためらい」「情念」「憧れ」のような曲奏がドラマティックに挿入されます。その中 で、先生は「ここでは3連符を基準にしてみましょう」「ここでは見合っていきましょう」など、ともすれば指標を失いがちなこちらに貴重なアドバイスをして くださいます。ピアノと掛け合いで、弦楽4部が一緒に動くようなところでは「ここだけはボウイングを決めておきましょう」と実演しながら、その有効性をわ かりやすく指摘していただきました。
ゲスト弦楽四重奏団のチャイコフスキーを堪能し、高度の音楽性に身をゆだねた時間からすれば、私たちの中に入っていただいた○○先生には、とてもお疲れになられたのでは、と思う瞬間もありましたが、とても貴重な時間を過ごすことができました。先生には申し訳ありませんが、こちらには「至福の時間」だったのです。アンサンブルで1st.Vnがしっかりしているとこんなにも弾きやすい、という見本となりました。今も○○先生の人柄を表わすような透明で清澄な音色が頭にこびりついています。これからのアンサンブル活動に大きな推進力をいただけた思いでいっぱいです。