今回一人北海道から参加させて頂きました。合宿先は素晴らしいロケーション、音響抜群のホールあり・・・・・朝から夜十時まで多数プログラムが用意され、 前もって申し込めば自由に参加できる、室内楽を楽しむにはこれ以上の環境はないと思いました。 初対面の方々ばかりなのに、まるで旧知の間柄のよう。プロ の先生方のリードで合奏できるのも初体験で大変勉強になり、緊張の中にも充実感を実感するものでした。小雪のちらつく北の地より。。。
バイオリンのブランクが数えてみたら8年もあったので、今回の河口湖音楽祭への参加はどうなる事かととても心配でした。でも参加してみて、有意義に過ごす事ができたので、今は又参加したいという気持ちでいっぱいです。
そもそも学生オーケストラの一員にいれてもらいたい為にバイオリンをはじめた私は、音程とかリズムに比べて自分の音色に対してすごく鈍感だったように思い ます。ところがAPAの音楽祭に参加して、オーケストラという大勢の中の一人ではなく、1パート1人という事になりますと、嫌がおうでも自分の音に向き合 う事になります。そこで、自分のイメージしていたバイオリンの音とは随分とちがう音で弾いている事に気がつきました。ちがう!ちがう!!もっとバイオリン らしい音で弾きたいという気持ちになりました。どうしたらバイオリンらしい音で弾く事ができるのかは今後の課題です。
いわば、今新しいスタート地点にたったような感じでいます。エチュードを練習するのも、先生に言われたからという受動的な気持ちではなく、もっと主体的な 気持ちで練習していけるような気がします。何よりバイオリンらしい音に近づく為に、自分の音にも耳を傾けて、又もっと、もっとCD等の名演奏を聴いて、そ してたまには、演奏会にも足を運んで、新しい一年を過ごしていきたいと思っています。
河口湖音楽祭がどれだけ面白いものか、多数の人から伺っていたが、なかなか参加できないでいた。それを、踏み切らせてくれたものは、今年の音楽祭呼びかけ にあった「先生との合奏、ブラームス クラリネット五重奏」の文字だった。あこがれの曲が、プロの先生の指導のもとに演奏できるとは!
たとえ、火の中山の中、数々の障壁を越えながら、到着した驟雨の河口湖は、さながら修験者を迎える仙界のようだった。
早速始まる予約合奏。自分がろくに吹けもしないのに頼んでしまったレーガーのクラ五重奏、どんなご迷惑をおかけするか、と思ったが、合奏が始まったとた ん、不安も疲れも、よそよそしさでさえ、音楽の世界が消し去ってくれた。それは、夕方のパーティが象徴していたような音楽の力、出身地の隔たりも、世代の ギャップ、腕前の違いも全て融和させてくれる音楽の世界だった。
翌日、朝九時、とうとうブラームスのクラリネット五重奏が始まった。例のあのフレーズでバイオリンがスタートを告げる。なんて美しいんだろう!無我夢中の うちに、二時間は過ぎ去った。準備はしてきた筈だったが、本番では先生を始めほかのメンバーに申し訳ないような演奏しかできなかった。しかし、自分の演奏 を客観視でき、今後の課題がはっきりしたこと、先生とご一緒でき、貴重なコメントを頂けたこと(とくに、五人の空間の一点に音を集中させて場を作る、とい うアドバイスは目から鱗だった)数時間前までは知らない方だったメンバーに、ブラームスを楽しませてもらったこと等、たくさんの収穫が得られた。
帰りの車中、12時間吹きっぱなしで痛くなった唇を労わりながら、今、後にした仙界で味わったレーガーやブラームスやブルッフを懐かしんだ。みなさんが作ってくださった音の世界をたっぷり楽しんだ至福の時間だった。
APAに入ってまだ日も浅く、例会に参加したこともなく、この河口湖音楽祭ではじめてAPAの活動に参加することになりました。知っている方もいません し、どうなることかと思いつつ、思いきって参加したのですが、大変に楽しい3日間を過ごすことができました。私のような初心者に何と言ってもうれしいの が、予約合奏というシステムです。これは、世話人の方が、前もって参加者のやりたい曲の希望を聞いた上で、それぞれの希望がなるだけ生きる形で、あらかじ め合奏の組み合わせを決めてくださるシステムです。それぞれの参加者は、指定された時間と場所へ集まって、あらかじめ予定した曲を合奏します。こうしてい ただけると、私のように初めて参加したものでも、うろうろすることなく合奏に参加でき、しかも、一緒に合奏してくださるメンバーの方とも知り合いになれる わけです。あわせる曲については、それぞれの曲の中心の方が、参加者に前もって届けてくれたりして、練習をしてからのぞめましたので、それほど迷惑をかけ ずにすんだかなと思っています。私の印象では、楽器の上手な方がたくさんいるという感じでしたが、みなさん大変に親切にして下さって、気後れすることなく 楽しく合奏ができました。
それ以外にも、パーティがあったり、プロの方の演奏会があったり、また、あいているメンバーを見つけて即席合奏をする人がいたり、音楽が好きでありさえす れば、誰でもひとそれぞれの気持ちにあった楽しみ方ができる、本当によく企画の練られた、とっても自由で明るい雰囲気の音楽祭でした。 河口湖までは私の 家からは少し遠いのが難点なのですが、予定があえば来年も参加したいと考えています。
フルートを始めたのが入社時の今から30数年前のこと。 以来、転勤・異動などで20数年のブランクがありましたが、一念発起、4年ほど前にレッスンを再スタートしました。現在、アルテの2巻を終えるところで す。 また、1年程前に団員が20名ほどのアンサンブルにはいりました。APAについては、ホーム・ページで知りました。音楽祭の直前に会員にさせて頂き、案内 状を頂きました。音楽祭が実際どんなもので、どのように運営されているのか知りませんでしたが、大変面白そうな催物に思えました。 なにしろ腕前が腕前だけに、参加に躊躇しましたが、音楽仲間ができるのではとの期待も強く、締切り日ははるか前に過ぎていましたが、エイツとばかり申込 み。数日後にテレマンのターフェル・ムジークの楽譜が送られてきました。拝見しますと私には大変難しい。 フルート・レッスンの先生に相談しましたら、「あなたの腕でちゃんと弾けるようになるには2ヶ月は必要ですね」と言われ、ガックリ。だって音楽祭まであと 10日位しかないですもの。結局ご無理を申し上げ次回と言うことで曲目は代えて頂きました。
初日の金曜日に勇躍新宿からバスで河口湖へ向け出発。夕方に会場のホテル到着。そこ、ここから妙なる音がきこえます。 そして楽しいバーべキュー・パーティ。皆さんと一気に打ち解けました。 翌日はいろいろなグループの演奏を聴かせて頂くと共に、私も出番のバッハの管弦楽 組曲第ニ番の練習に余念がありません。また、天気もすばらしく、美しい富士山をみながら河口湖の岸辺を散策。 今回、大好きなバッハが演奏できたことは大 感激でした。バイオリン、チェロなどを従え、フルートの2ndパートを演奏することができたのですから。
また、フルートの会ではピアノ伴奏でいろいろな曲を皆さん初見で楽々吹いている。これにはビックリしました。来年こそは私もと密かにファイトを燃やしております。
友人から「面白いイベントがあるよ」と誘われたのが河口湖音楽祭でした。
それまでAPAのことは全く知りませんでした。しかし、会員でなくとも参加が可能であるとのこと、大変に興味をそそられたのです。河口湖に到着してからは息つく間もないほどの音楽三昧。
まずは、父かそれ以上の年齢の方々に混じってのフルートカルテット。しかも、普段オケで弾いているため、カルテット編成はかなりのプレッシャー。しかし、皆さんとても気さくに接してくださり、案外するりとなじむことができました。
次はビオラの会、バッハのシャコンヌ。度重なるト音記号の出現に冷や汗。吉田先生が根気強く指導してくださり、何とか最後までみることができました。その次のヘンデルにしてもリュートにしても、プロの演奏家にアドバイスをいただける機会は非常に貴重でした。
みんなで合奏の時間は本当に楽しかったです。自身の課題としては、いつかウッドブロックを叩くぞ、というのと、「キュ!」をうまく鳴らせるようになりたいこと。
自分の所属するオケは自分と同年代、同出身地で構成され、異なる年齢層や遠くに住む人との音楽的交流をすることがありませんでした。河口湖音楽祭では本当 にいろいろな人に出会うことができたし、楽器を持っていれば国籍・年齢・性別を問わずにコミュニケーションが成立するということを実感できました。武者修 行としてはかなりの収穫を得られたと思います。
次回はぜひ友人を多数連れてきて、参加者の平均年齢を下げます。