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入ってヨカッタ!エイパ体験談

2005/2006年

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初めて例会に参加 (田園都市例会2006年10月、東横線例会 同11月 神奈川県 ピアノ 女性)

1年ほど前に大阪の友達からAPAの存在を教えてもらいながらなかなか最初の一歩が出ず、約一年悩んだ末、思い切って昨年10月まずはAPAに入会。そして10月田園都市例会を、12月には東横線例会を見学させていただきました。ピアノソロや声楽、合唱の伴奏しか経験がなく、今は大学のOBOGの合唱団で歌っているのですが、ピアノ弾きの私には物足りなく感じていた矢先、ピアノにこんなに楽しめる世界があったんだと大発見! 初めて見学した田園都市例会では、心地よく皆さんの演奏を聴かせていただき贅沢な午後のひとときを過ごし練習後の飲み会にもしっかりついて行きました。11月からの例会ではどんな曲をやればいいのかさっぱり見当もつかず、楽譜売り場でうろうろ、飲み会のときに小耳にはさんだフォーレのピアノ四重奏を選んでみました。室内楽初心者には無茶な曲だったかもしれませんが合わせてみて大感激!それぞれの楽器の響きが体に染み渡りぞくぞくしました。室内楽ってこんなに気持ちよく演奏できて楽しいものだったのね。 もうひとつ見学した東横線例会では、クリスマスということでケーキをいただきながらのお茶タイムをはさんでの演奏。ここでもまた贅沢なひとときを過ごすことができました。次回からはいよいよ演奏に参加する予定です。いろいろな楽器とのアンサンブル、これからゆっくり楽しみたいと思います。

新入会員の二度目の例会体験(2006年11月 田園都市例会 神奈川県 ヴァイオリン 男性)

新規会員の二度目の例会体験です。 今回はモーツアルトのK171とK156を体験させていただきました。 二週間前に連絡させていただいたので、今回は 事前に楽譜も届けていただき、事前練習が出来ましたので、それが大変ありがたかったです。今回は幹事さんのご努力で事前に楽譜が届き、初めての弦楽四重奏 を四楽章全部弾かせていただきました。 アンサンブル経験が少しあるだけですので、このての弦楽四重奏曲四楽章全てを弾く経験は初めてでした。 第二バイ オリンを弾かせていただきましたが、前回東横例会で体験させていただいた時と違って、全楽章やりましたので、大変充実いたしました。もちろん他のパートの 方には大変なご迷惑をおかけしました。一緒にやっていただいた皆さん本当にありがとうございました。 K171は第二バイオリンがもう一人入って二人で弾 きましたので、その分どきどき感が少なく、落ち着いて弾けたことが良かったと思います。 こちらの田園都市例会では幹事さんが大変苦労して曲と組み合わせ をしてくれているようで、私の様に弦楽四重奏などのジャンルを全く知らなかったのですが、モーツアルトの綺麗な曲を弾き、知ることが出来ただけでも大変良 かったです。
今回は最後のコマまで参加させていただきましたので、終了後の打ち上げ会にも参加させていただきました。皆さんいろいろな音楽経験をされているので、それを聞くのもたのしみでした。 いい一日ありがとうございます。

初めての例会参加 (2006年11月 神奈川県 ピアノ 女性)

大阪から横浜へ嫁に来て半年が経ち、余裕が出てきたの”室内楽がしたい!!”という気持ちがフツフツと沸いてきて、昔、小耳に挟んだAPAの文字を検索。すると、自宅からもアクセスの良い場所で室内楽をしてるではありませんか!!!
早 速、APAへ入会。そして目的の東横線例会の幹事さんに「エイ、ヤー!」とメールを送らせていただきました。先ずは見学を、と考えていたのですが、ここか らが感動的でした。幹事さん、室内楽のメンバーを組んで下さる方、あとメンバーの方々の見事なネットワークで、あれよあれよと思っている間に、11月の例 会で初参加ながら、アンサンブルが出来る事に。そして当日、嬉しい反面、勢いでここまで来てしまいドキドキしながら大倉山で下車。石畳の坂道を登ると、な んて素敵な公園、建物。思わず写メを撮ってしまいました。そして、教えていただいていた部屋に入ると、皆さん淡々とされているのですが、とっても温かい雰 囲気で、不安はどこかへ行ってしまいました。時間がきてアンサンブルが始まり、音を出した瞬間「そうそう、これこれ、これがしたかったの!!」と幸せな時 間を過す事が出来ました。ありがとうございました。帰ってから快く送り出してくれた旦那さまに、どんなに楽しかったのかを弾丸トークして(写メも見せ て)、それではまだ足りずに実家の母にメールを送り、もう大変。これからも、どんどん参加させていただきたいと思っています。

ゲストは誠実で、本当に好感の持てる若者たちでした(2006河口湖音楽祭 栃木県 チェロ男性)

11月は、学校祭で忙しく、風邪をひいたりして、とうとう感想を送ることができませんでした。今でも、初めて参加した音楽祭の心地よさが残っています。

ハイドンのカルテット、モーツアルトの協奏交響曲と、クラリネット5重奏曲。クラリネットのSさんと知り合うことができたのも、よかったことです。
何 よりも、ゲストカルテットのみなさんには驚きました。誠実で、本当に好感の持てる若者たちでした。ベートーヴェンのラズモの3番の練習を聞かせていただき ましたが、さすがファーストバイオリンがちゃんと弾いてくれると、何とかなってしまうんだと。そして、チェロの○○さん。何と大きな音がするんだろう。ブ ラームスのゼクステットでは他を圧倒していました。そして、ビオラの○○さん。丁寧に、モーツァルトのクラ5の指導をしていだきました。高校年の時から、 何回弾いたかわからない曲だったのですが、いろいろな表現の方法を示していただき、ただ弾いているだけでも楽しいのですが、これからまた何回でも楽しむこ とができる、つきない泉のような音楽に思えてきました。

遠い世界だったテレビ番組が急に身近に感じられ(2006河口湖音楽祭 福岡県 Vn 女性)

NHK「オーケストラの森」でゲストの○○先生発見! それまで何か遠い世界だった番組が急にぐっと身近に感じられ、急に音楽が活気を帯びて耳にはいってくる。そして思い出したAPA音楽祭の出来事・・・。

APA音楽祭のホームページから、ぽっと申し込んだにもかかわらず、あたたかく、とても親切に迎えてもらい、驚くやら、感謝するやらの日々。なんといって も印象的だったのは、合奏の割振り。あれだけ曲たちを、参加者の希望をもとに組むなんて、驚異的!“会員方、幹事の方々のご苦労やいかに”と察しつつ、あ りがたく参加。APAに来なければ決して組めなかったであろうメンバーの四重奏。年齢差もなんのその、ゲストの方々からの適切な助言のもと、するするす るっとなじんでしまった感じ。2時間足らずでは、たいしたことはできないんじゃあ、という予想は見事に覆された。その後も次々合奏が続き・・夜は夜で同室 の方々とおなかいっぱいの四重奏etc.etc.

そして圧巻だったのが、最終日、ゲストによる四重奏「ヤナーチェク:内緒の手紙」。自らすすんでは、弾くことはおろか、聴くことさえなかったであろう曲。 とっても面白くて、きれいで、今まで行ったどの演奏会よりも、わくわくした。あらためて音楽祭に来て良かったと実感。身近にできそうで、なかなかそうもい かない四重奏。APA音楽祭でたくさんのヒントがもらえた気がする。

誰も知らないし、私のようなレベルで果たして大丈夫なのか、、、(2006河口湖音楽祭 東京都 Fl 女性)

フルートを習い始めてからもうずいぶんになるのに相変わらずの初級レベル。それでもいつか他の楽器とアンサンブルをしたいという夢を持っていた。そんなわ けで、どんなキーワードを入れたか今となっては思い出せないのだが、インターネットで検索をしていてAPAに出会った。こんな団体があるんだ、とびっく り。たくさんの例会、そして毎年河口湖で音楽祭をしているという。誰も知らないし、私のようなレベルで果たして大丈夫なのか、と申し込むまでかなり迷った が、何事も飛び込んでみなくては、と決断。それからはずっと楽しみにしていたのだが、開催日が近づいてきて送られてきた楽譜に青くなってしまった。これを 私が?いくら時間があっても無理だ、合わせてくれる方たちに迷惑をかけてしまう、と変更をお願いすることも考えた。結局これから編成を組み替えるのは大変 だろうと思い直し、「初心者には助っ人が現れる」というリーダーの言葉にすがることにした。ともかくできるだけの練習をして参加した音楽祭−−終わった 今、深い満足感に満たされている。確かに演奏では落ちまくったものの、メンバーの方たちに暖かくサポートされ、音の合った瞬間のあの快感はたまらない。自 分が名演奏家になったような(厚かましい!)気分。音楽を合わせる楽しさを満喫した。

初参加、APAは恐くない!?(2006年2月 年次大会 東京都 Pf 女性)

私のAPAの活動は昨年夏、F氏邸での練習から始まりました。一面識もない方々とのブラームスのピアノ四重奏。必要以上に緊張し、見事に惨敗、前途多難な スタートでした。VnのTさんは最近のご入会とは思えない風格があり、ヴィオラのFさんは好奇心旺盛なお茶目なおじさま、チェロのSさんは寡黙な職人と いった感じで、私としては自分のパートの練習あるのみ!……頭はすっきりしました。1ヶ月に1楽章ずつすすみ、年次大会では3楽章を演奏しました。私の当 日の課題はみなとみらいで弦とピアノ(結果的に貴重なベーゼン)の響きを楽しむこと。そして知り合いを増やすこと。というわけでパーティには勿論参加した いと決めておりました。Nさんが声をかけて下さり、思わずAPAとのなれそめを力説してしまいました。昼食時にはY氏ご夫妻、木曜会の皆様の輪に加えて頂 き、すっかり和んでいました。後から思えばパーティに参加された方々は殆どが幹事のお歴々……私の日頃のモットーは可能な限りNOを言わない! 何もわか らない私にFさまがいろいろご示唆下さいますのでここまでこれました。感謝です。

以前に竹内ラウンジ、東横線例会でお目にかかった方達とも厚かましくパーティに顔を出したことによってお顔と名前が一致しました。30年選手も大勢いらし て、これから様々なアンサンブルを楽しめる!とワクワクしています。「なーんだAPAは恐くないワ」私にとって本当にありがたく楽しい1日でした。

50才でチェロを始め、68才で初参加 (2006年2月 年次大会 神奈川県 Vc 男性)

私はAPAの会員としては古い方だとは思いますが、最近まで活動から遠ざかっていました。チェロを50歳で始め、今68歳です。オケのメンバーとして弾く ほか独奏のレッスンを受けているのですがここ一年ほど室内楽に傾倒しています。APAの活動に参加することが大きな経験になると思い、昨年の河口湖から積 極的に参加させていただいています。

今度の年次大会では1月に応募し、ゲストとの予約合奏でモーツアルトのピアノ四重奏第一番を弾きました。家で十分に(?)練習した後、クラブ室での練習を 経て、本番はVnゲストの先生、ピアノ Sさん、ヴィオラ Nさんと一緒に本当に楽しく弾くことが出来ました。一箇所私がどうしても上手く弾けないところ があったのですが、親切にアドバイスして下さり大いに参考になりました。自分の実力では難しい曲もこうして皆さんと一緒に演奏しているといろいろ勉強にな り室内楽の演奏に少しずつ慣れていくのを感じます。
またエイパ室内合奏団として、Cさんの指揮で「ホルベルク組曲」の演奏にも参加しました。この 表現の難しい曲をゲストの先生方を含めて素晴らしい演奏だったと思います。その一員として演奏に加わった満足と経験も貴重なものでした。このような舞台を 用意して下さった幹事の皆様に心から感謝いたします。

APAの良いところの一つは若い人から高年の方々まで広い年齢層の人々が元気に活動しており、私のような高年のアマチュアでも十分受け入れてもらえること だと思います。ベートーベンのOp18.の曲を弾くことが生涯の目標である私にとってAPAへの参加はこれからの音楽生活で大切なイベントになっていくと 思っています。

エイパの魅力 (2005年4月 東京都 Vc 男性)

90年代後半米国加州に転勤となり現地のオケに4年間お世話になりました。そこの2ndVnの首席奏者に誘われて3年間カルテットをやりましたが、私の好 きなブラームスは難しいということでほとんど演奏する機会はありませんでした。99年にに日本に戻り、APAに入りましたが、希望はブラームスのカルテッ トの演奏ができること。
早速東横線例会の幹事さんにお願いしたところ例会まで1週間たらずでありながら、初参加の例会で全楽章を弾くことができま した。また、その後ある例会の発表会では会場に着くなり全く予定してなかったブラームスのピアノトリオをはじめてあったピアニストの要望により弾くことに なったこともあります。このように好きな曲を時間や場所の制約をあまり受けずに思い立ったときに演奏できるのがAPAの最大の魅力です。

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ヴァイオリンを習っている子連れで参加 (2005河口湖音楽祭 茨城県 オーボエ/ピアノ 男性)

土曜、日曜と河口湖音楽祭に参加して、とても楽しい時間を過ごすことができました。ただ、実は、いくつか誤算もありました。最大の誤算は、出発2日前の木 曜日に風邪をひいてしまったことです。金曜は午後、休みを取ってひたすら布団の中で寝ていたのですが、熱が下がらず、頭は痛いし、音楽祭の参加をあきらめ ることも考えたのですが、「練習もしたし、みなさんに迷惑もかかるし、何より楽しみにしてきたことだから、這ってでも行くしかない。二日のうちにはだんだ ん熱も下がるだろう」と、心を決め、運転に備えて風邪薬も飲まず、土曜日の朝5時に出発して、ひたすら河口湖を目指しました。幸い、無事たどり着いて、土 曜の夕方あたりには熱も下がってきたのですが、普段からぼーっとしている私が輪をかけてぼーっとしていて、一緒に合奏してくださった皆様には迷惑をおかけ しました。申し訳ありません。 今回は、「私の子もバイオリンを4年近く習っているし、何とかなるかな」と考え、子どもと一緒に参加しました。でも、これ も、ちょっとした誤算でした。「みんなで合奏」という枠があって、初心者でもOKらしかったので、大丈夫かなと思って参加したのです。行ってみると、皆さ ん上手な人ばかりで、ヘンデルの合奏協奏曲をほとんどインテンポで合わせて、しかも合ってしまうのです。子どもとは練習はしてきたのですが、とても追いつ けなくて、落ちる以前に乗るところがないという状況でした。「うーん、APAはレベルが高いなあ」と思うと同時に、私の子ども(や私)のようなほんとうの 初心者でもなんとか合奏できる場があったら、この音楽祭ももっとよいものになるのでは、と思ったりもしました。

エイパ音楽祭はなぜ素晴らしいか。感動的なゲストとの合奏。(2005河口湖音楽祭 千葉県 Va 男性)

参加型の音楽祭は、20年ほど前の第1回木曽福島音楽祭以来、各地で種々催されるようになっています。
しかしながら、河口湖音楽祭、実は一昨年まで、全くその存在を知りませんでした。たまたまAPAの会員と仕事上で知り合い、昨年誘われました。

会員のための身内の音楽祭で、広告する必要がないと言ってしまえば、それまでですが、これを知らないアマチュア音楽家は不幸です。こんな素晴らしい音楽祭 は他に類を見ません。 これは、主催者と参加者が同じであり、自分たちが望むことを、自分たちで実行する点にあるのでしょう。全くの非営利であり、企画・ 運営に第三者を介さないやり方こそが、音楽祭をすばらしいものにしているのだと思います。会員1000余名を有する全国組織として、アマチュア音楽の発 展・教育に寄与している団体は他にはなく、日本音楽財団から助成金を交付してもらえる音楽祭であるというのも肯けます。

河口湖音楽祭は、今回が2回目の参加です。

昨年は何も希望せずに申し込んだのですが、予約合奏でブラームスの六重奏(Op.18)でVa2をやらせていただきました。その楽しさをもう一度というこ とで、今回は申し込み時に希望をしVa1をやらせていただきました。 そもそも演奏できるだけで幸せなのですが、今回は同一曲が、先生との合奏という形で 別にプログラムされており、それを聴講した後での予約合奏という理想的な形となりました。

Vaの柴田先生の指導、実に勉強になりました。実は、先生の楽譜をこっそり覗かせていただいたのですが、譜が読みにくくなるような細かいメモで埋まっていました。指導にかける熱意には頭が下がります。ありがとうございました。

先生の演奏、感動的でした。一緒に演奏された5名の方も幸せそうでした。先生の演奏を聴きながら、ボーイングや、気づいた表現を自分の楽譜に書き込んでい き、これを自分の演奏に極力反映させましたが、今まで練習していたものとは全く別の曲であるかのように、素晴らしいものに変身しました(と、自分では思っ ています)。

初参加、一気に父親母親が20人もできたような錯覚 (2005河口湖音楽祭 群馬県 ヴァイオリン/ヴィオラ  男性)

普段は浦和の例会でお世話になっている。富士山河口湖の総本山に比べ裾野の青木ヶ原の樹海のような霊界であるが(失礼!)、とにかく練習後の飲み会が楽し い。こんな時間空間があるとは(普段の生活がすさんでいるからこそ?コントラストも大きいのかもTT;)。めったにほめない私が言うのだから、間違いな い。

実は、合宿でも浦和とほとんど同じ空気を感じたので、この話を続けてみたい。
時折例会のメンバーの方から聞かれるのは、なぜ浦和にいついているのか、ということで、猫だってどっかの家にいつくようなもんですよ、では答えにならず、さりとて明快な答えもないのだが、一つは、まるで一大家族のような空気があることだと思う。

ほとんど毎回最年少の私からすれば、一気に父親母親が20人もできたような錯覚すら覚える。これはいったいどうとらえればいいのだろうか。もう一つあげる なら、どの方も実年齢以上に見事なまでに磨きぬかれていることで、演奏会の時の弾く姿勢にしてもいかに美しかったことか。この中でいることで、どのくらい 自分が磨きのこしてきたかよくわかる。ここにいるうちに、最年少と言いながら、そのくせ年で弾くようになった。気合いや勢いで弾くでもなく、曲に弾かれる とでもいうのだろうか。若い頃やったように自分で無理やりでも音楽を作ることはもうやめて、自分はただ曲からinspireされて音を出すだけ、これが一 番いいような気がしてきた。経験と重なるときこそ一番いい音になる。そんなこともここでだんだん自然と身についてきた。
" 強引に合宿の話に戻すと、一番気になったことは、やはりこの会をどうやって今後発展させるかということで、特に若い世代が少ないのはやはり気にしておいて いい問題だろう。上にいろいろ述べたのは、つたなくもこの問題のヒントになってくれればと願うからで、例えば「合奏仲間をみつける」というのでは若い人に この会の魅力を十全に伝えるには""あまりにも""足らない感じがする。楽器を弾く人はそこそこ増えてきたご時世ならなおさらだろう。おそらく、若い世代 が自分達の感性で一歩踏み込んでこの会の魅力を言葉に焼き直して表現して、世に広く問いかけることが肝心だと思われる。"

そういう意味では若い世代で各々感じたことを気楽に話す機会があってもよかったと思う。もっとも合宿当日はまわりで何が起きているかわからないままだったが(笑)。

「河口湖音楽祭」には前から興味と疑問を持っていた (2005河口湖音楽祭 千葉県 ヴィオラ 男性)

「河口湖音楽祭」には前から興味と疑問を持っていた。全国から百人前後の室内楽を中心とした音の虫が集まるというこの「合宿」がどういうところで、どのように運営されるのか、一度参加したいという長年の思いが、74才を目前にして実現した。

私はAPAには20年近く柏例会でお世話になっている。公式行事(?)への参加ははじめてである。生来の出不精もあるが、オーケストラの合宿とは異なるこ のような大規模な合宿の意味が飲み込めなかったのも、遅ればせの参加の原因だったような気もする。しかし、事前に送られてきた説明書を二読、三読して疑問 は半ば以上解消した。この説明書一冊で、四日間の音楽祭の全容がイメージできるその完璧さに驚いた。音楽の合宿ほど時間の早く経つものはない。あっという 間の四日間であった。

初参加の私には、総て新鮮な体験であった。素晴らしい環境の中の真に恰好な施設、これは「合宿」ではなく「音楽祭」だという実感を得たのは初日から。音楽 という共通語をそれぞれの楽器で語り合える、しかも、初めてお会いする方々との合奏、そこで思わぬアンサンブルの喜びを分かち合えたときなど、まさに至福 のときであった。日常を離れて楽器と過ごしたこの音楽祭に参加し、心身共にリフレッシュされた思いである。ご同輩との語り、旧知の方々の元気な姿を見て改 めて力を与えられた感じ。有り難うございました。
今も、「案内書」を見ては音楽祭の余韻を楽しんでいる。

三年振りの年次大会、一歩会場に入ればそこは変わらぬ風景 (2005年次大会 神奈川県 Vn  女性)

三年振りに出席した年次大会でしたが、一歩会場に踏み入れると、そこは変わらぬ風景。出番を待つ方、終わってホッとお話に興じる方、楽器をかかえ移動中の方々等、充実感に満ちていました。

今回ゲストとの合奏をさせて頂くことが出来、又お付き合い下さった皆様、本当にありがとうございました。Vcの磯野先生とのモーツァルト弦四K.575は ヴァイオリンのTさんヴィオラのNさんと。お二人は長年組んでみえる方々なので、ゲストとの合奏は初めての私も緊張がほぐれる気がしました。すばらしい Vcの音色を聴きながら全楽章を通し、いろいろアドヴァイスを頂くことができました。入りのテンポに迷う時は、再現部迄弾いてみて、そこで落ち着くテンポ に決めるとよい。ニュアンスを弾く前によく考えて。メヌエットでは各パートの連携をよくすること(自分のカウントで終わってしまわずに)。音を控え過ぎず 大きく響かせて練習すると楽器も鳴りだしますよ、と最後に教えて下さいました。

「非日常」から「日常」へ    (2005河口湖音楽祭 大阪府 ヴァイオリン 男性)

私は今回初めて、河口湖音楽祭に参加させていただきました。エイパにおける室内楽活動歴は3年程度で初心者でもある私は会報の音楽祭報告などを読みながら、富士山を眺めながらの合宿は、きっと「非日常」の世界なのだろうと他人事のように思っていましたが、今回あえて「非日常」の気分を味わうため申し込みをしました。そしてしばらくして送られてきたアレンジ表を見てびっくり!9コマ中8コマに自分の名前が記されていました。初めての曲(シュポア、ブラームスなど4曲)を1ヶ月で仕上げるの?と思い、行く前から「非日常」が始まってしまいました。しかし、プロの先生との合奏などもあり、気持ちを切り替えて少しずつ練習を始めてみると、当初一番苦労したブラームスの弦楽四重奏曲第2番もしだいに面白くなってきました。そして蓋を開けてみますと、全く初対面の方々との合奏も意外にもスムーズに進み、何故か昔からの仲間と合わせているかのような気分に変わっていきました。先生方にも「合奏を100倍楽しむ方法」を教えていただき、おかげさまで楽しい3日間を過ごさせていただきました。多くの刺激と感謝の念を土産に帰途に就きましたが、私の心の中で少し変化があったようです。実は今まで「非日常」だと思っていた出来事は、実は「日常」であり、逆に「日常」は「非日常」なんだと。つまり、音楽の楽しさや大切さを感じて練習していると「日常」と「非日常」とのボーダーがなくなってくる。もう少し言えば、自宅で練習していても、富士山の麓で練習している気分を味わえるのではないかと思いましたが、理屈どおりに行かないのが人間です。今はすっかり本来の日常生活に戻ってしまいました。来年もまたこんな気分になれればと思います。

ロビー談義で弾き方のヒントを発見 (2005河口湖音楽祭 神奈川県 指揮/ピアノ 男性)

朝食を終え、ロビーでのんびりしていると或る人が不思議な「物体」を見せてくれた。巻いた状態で鞄から出てきた紙鍵盤だが、何と音が出る! ロビーに居た 人たちはこの不思議な「物体」に引き寄せられ、猫ふんじゃった等お決まりのデモ曲が演奏された。私もリストを弾いてみたがアルペジオから音が抜ける。あ れ?どうした事か!他の方はちゃんと音が出る。どうも私の指フォームに要因があるようだ。私は昨秋から先生にフォーム指導を受け、手の重心を左右に外し指 斜先で打鍵する事にした。これで指力差の影響なく粒揃いのアルペジオが弾けるのだ。教わった時は目から鱗、それまで6年間の独学では超えられなかった不均 一問題がクリアできた。しかし「斜め打鍵」がこの「物体」には気に入ってもらえない。隣の方がご自分の習った事を話してくれた。「椅子を下げ手首を鍵盤淵 に置き指を白鍵上に自然に横たえる。このフォームは手の自然形そのものだから力が要らず粒ぞろいで速く弾ける。」なるほど鍵盤は指腹が真っ直ぐに押してい るからこの「物体」も素直に音を出してくれる。しかし指は立てて弾くものと思っていた私には「本当にこのフォームで弾けるのか?」と疑問が湧いた。彼は、 夕方、ホールでのコンチェルト終了後に、実際にこのフォームで弾いてくれた。手のひらは白鍵に接触しそうな高さだが指の動きはしなやかに見えた。帰宅後、 椅子をいつもより10センチ低くしてみた。最初は後ろに転がるような不安定感があったが慣れて来た。モーツァルトPコン13番の苦手部分を弾いて見ると、 不思議なことに、弾きやすい!何気なく始まったロビーでの雑談から弾き方のヒントを見つけたのだ。この音楽祭はいつも熱心に(ある意味真面目で真剣に)音 楽を楽しんでいる人々が「祭」という開放的な雰囲気で集まっているから、新会員で初参加の私でもすぐに談義に参加でき、他にも色んな発見ができた。

APA入会は、10年以上前のことだろうか。。音楽祭初参加 (2005河口湖音楽祭 東京都 ピアノ 女性)

" APAの名簿を見ていると、実に面白い。会員は年齢も職業も、入会の動機もバラバラである。若い人もいるし、高齢者もいる。目的も技術の向上、合奏の 仲間探し、時には趣味を同じくするパートナー探しと言う人もいる。私がこのAPAに入ったのは、もう10年以上前のことだろうか。どんな人がいるのだろ う,いつかは一緒にやってみたいとは思っていたが、個人的に合奏をしてくれる仲間に恵まれていたせいもあり、あまり積極的に例会などに顔を出すほうではな かった。"
丁度2年程前、その仲間のうちチェロを弾く人が病に倒れ亡くなってしまったことから、情勢は少しずつ変わってきてしまった。新しく色々 な人が入ったり、私の方の仕事が難しい問題を抱え、時間的にも合奏をしている余裕がなかった事もあり、気が付いたらすっかり浮き上がった存在になってし まった。ここ1年ほどは合奏の回数も少なく、指をくわえてみている事が多い状態で、眞に寂しい思いをした。

今回の音楽祭に参加した背景には、こんな事情があり、とにかく広くいろいろ見てみたいと思ったのである。どんな人たちがいるのか、どんな曲をやっているの か、一度行ってみようと勇気を振るって参加希望を出してみた。結果は大成功であった。先ず、合奏できたことで楽しかったし、普段話さない色々な人と話が出 来、「音楽をやる人ってこんなにたくさんいるんだ。」と改めて勇気ずけられた。また、技術的にはピアノについても弦楽器についても、「世の中うまい人がい るもんだなー。」とつくずく感心した次第であった。若干鬱病気味であったが、お陰で気分も一新し、これからも仕事の合間を縫って合奏を続けてゆきたいと 思っている.。へぼなピアノでお聞き苦しい所はあろうかと思うが、お仲間に入れていただければと思う。

緊張の初日。拍子抜けするぐらい和やかな雰囲気に安堵 (2005河口湖音楽祭 神奈川県 Pf 一般参加女性)

室内楽のいろは知らぬ私でも参加できると聞き勇気を奮って申し込みました。が、どんな曲があるのか出来るのか、皆目見当もつかず、選曲まで会員の方におまかせしてしまいました。

ベートーヴェンの作品16・・・素晴らしい作品と出会わせて頂き感謝しています。

まず、一人で練習していて心地よい。CDを聴いてカッコイイ!と手を叩くも、不安になる、こんな音楽できるのかしら と。そして緊張の初日。拍子抜けする ぐらい和やかな雰囲気に安堵し、そこにAPAの色を感じた。〜〜できた、できた!CDと同じ音だと子供のように単純に嬉しい。四本の木管とピアノの音のひ びきってこんなにきれいなの?聴くのと演奏するのでは大違い。ベートーヴェンの音に包まれるしあわせ。ピアノソロでは味わえぬ音の広がり(人生も同じかし ら、とふと思う)。気がつけば夢中で自分の音を追っている。もっと回りを見渡せるとよいのだけど、それは次回の楽しみに・・・

出来映えはともかく、初めての経験に胸ときめき、アンサンブルの喜びを実感できた貴重な時間でした。

何年たてば、家庭でカルテットとか、楽しめる先が見えてきた(2005河口湖音楽祭 大分県 チェロ 一般参加女性)

1.参加のきっかけと参加までの練習過程
私は神戸国際1000人チェロ参加をきっかけに、大分、岡山、山形と演奏するうち、その楽しさと、その 時の友達の誘いで河口湖と聞き、富士山にひかれての参加です。「楽しみましょう」の優しい言葉に喜んで申し込んだものの、一ヶ月前になっても楽譜が来な かったため、参加者はすぐ合わせる事の出来る人ばかりなのだとプレッシャーを感じ、送って戴くよう頼みました。グループ編成を見ても少ない人数でしたし、 一度合わせるだけで発表かと心配したものです。従って、CDを購入し、毎日車の中で聴いては夜遅くまで練習です。個人レッスンで緊張するのとは違い真剣な 取り組みです。いい勉強になりました。

2.日々の練習風景と参加で得たもの
  宿の中でも合わせましたし、会場では発表なしでホッとしたし、テンポ落としから入って下さり、上手な方が 「ここは軽く持ち、この場所で弾いたら良い」とか教えて下さいました。二時間みっちり練習し、気持ちよかったです。一曲ずつ合わせながら日々楽しみまし た。自分でも一ヶ月四曲頑張ることはありませんでした。

3. 長年参加した他の人の実力にも触れられ、バイオリンをチェロにかえるなど余裕の人達に感動しました。何年たてば、家庭で、カルテットとか、楽しめる 先が見えてきたと思います。プロの演奏は、さすがです。良いものに触れ、人生を楽しめるとの見通しも見つけました。今回参加で得たもの大です。会場は、富 士山の見える最高の場所なのに、安い料金でしたし、島津候別荘跡は気に入りました。パーティその他手の込んだ計画は、スタッフの努力なしに出来ません。初 参加で楽しく過ごさせていただき、有り難うございました。また参加したい気持ちです。

充実した年次大会 (2005年2月 年次大会 東京都 ヴァイオリン 女性)

二日間にわたった年次大会に、両日とも参加させていただきました。

まず、ベートーベンのカルテットのOp18-6の1,2楽章を、花崎薫先生にみていただきました。冒頭の部分は、チェロがないので、ビオラがバスを受け 持っていて、セカンドバイオリンが、曲の柱になっているということでした。第2テーマは、とても弾きにくかったのですが、付点の弾き方をそろえること、弾 むような感じで弾くと良いということ、そして、その中の同じスフォルザンドと書かれている音でも、持っている性格がちがっていて、そのイメージをもつとよ いということ、を教えて頂くと、とても弾きやすくなりました。楽譜は、記号をつかってかいてあるけど、作曲家の意図を考えて、とのことでした。難しいこと だと思いましたが、これからは、もっともっと、スコアーを読んで考えながら曲を作り上げて行けたらいいな、と考えています。

次に、先生との合奏で、ブラームスの6重奏の一番に挑戦です。事前合奏をアレンジしていただき、少し曲がわかったものの、人数が多い分、聴くのもあわせる のも、難しく、どうなることかと思っていました。ところが、先生がはいられると、曲の流れがはっきりわかるのです。私たちは、必死で聴き、ついて行くばか りでした。朗々とした、ファーストチェロのメロデイーはすばらしく、本当に幸せな経験でした。

二日目のホールでのコンサートでも大曲を2曲も弾かせて頂き、いまだ、放心状態がつづいています。

大学オケでチェロを始めて23年。子育てが一段落して、、(2005年2月年次大会 栃木県 チェロ女性)

大学オケでチェロをはじめて23年になります。子育てが一段落して、今回初めてバイオリン弾きの夫とともにAPAの年次大会に参加させていただきました。  参加させていただいた合奏は二つ、ゲストにチェロの花崎薫さんをお迎えしてのブラームスの弦楽六重奏の1番、と予約合奏でベートーベンの弦楽四重奏の ハープでした。どちらも合奏する方は初対面、どなたも知りません。でも、皆さん、本当に合奏が好きな方ばかりなのですね。どちらもとっても楽しかったで す。ありがとうございました。

ブラームスの六重奏は、過去に遊びで何度も弾いている曲ですが、久しぶりに譜面を見ながらCDを聴いて研究、そこからもう楽しみが始まりました。新宿の APA室での事前練習も楽しく、当日はすばらしいハイドンを披露してくださったエルデーディSQのチェリスト花崎薫さんの隣で2ndチェロを弾きました が、花崎さんは音楽を次々に紡ぎ出す推進力を持って難しい箇所でも難なく朗々と歌われて、その隣で合わせて弾くことができたのはとても幸せな体験でした。 他のメンバーも普段からカルテットを組んでいるという方もいらして、皆さん芸達者、一回の練習とは思えないほど、充実したブラームスになったと思います。 あの場限りというのが惜しいです。

もうひとつの予約合奏はベートーベン中期の難曲ハープでした。予約合奏という言葉ははじめて聞きましたが、あらかじめ曲とメンバーを決めておくアンサンブ ルのことなのだそうですね。こちらのメンバーはAPAのベテランのFさん、同世代のIさん若手のMさんとご一緒させていただきました。こういういろいろな 世代混合のアンサンブルもAPAの面白いところだと思います。Fさんが曲を熟知してリードしてくださり、私も大好きなベートーベンなので思う存分弾かせて いただきました。夢中になると1時間というのは本当にあっという間で、時間がほしい!と思ったくらいです。

趣味を同じくする仲間とは。。と改めて感じた音楽祭(2005河口湖音楽祭 栃木県 ヴィオラ 男性)

リタイア目前の年齢となり、時間的に余裕ができるであろうこれから先、長年アマチュアオーケストラの一員として培った趣味を生かして、全国の同好の士と広くお付き合いをすることができるのではないかと思い、3年前にAPAの会員になりました。

しかしながら、オーケストラの中でどちらかと言うと大雑把な演奏をしてきた私にとって、一昨年の年次大会での参加グループの緻密な演奏を聴くに及んで河口 湖音楽祭は興味があるにもかかわらず少々敷居が高く思われるものでしたが、同じオーケストラのメンバーが参加していたことが判り、同氏の導きで参加するこ とになりました。 まず、オーケストラの中で常に上から2,3番目の年齢であった私にとって、同年代か若干年下と思われる方が居られたこともあって、何の 違和感もなく演奏にくわわることができ、普段仕事で接している人達と違い趣味を同じくする仲間とはこういうものかと改めて感じた次第です。また、今回は 「先生方との合奏」中心に参加しましたが、プロの人達が演奏する傍らで同時に演奏することは多くの言葉で指導を受けるよりもはるかに勉強になることが実感 され、期待に違わないものでした。この音楽祭のハイライトはこのプロの方々の共演に尽きるのではないかと思いますので、いずれはカルテット等に入れていた だいて参加したいと思っています。

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